九尾さんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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音楽鑑賞記 春の音楽編

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春・・・いい季節です。花粉症でない者にとっては。

個人的に、3月下旬〜4月は一年で一番好きな時期です。以前母にそう話したら、母は4月が嫌いだと言います。何故かと聞くと「天候が安定しないから」とのこと。
「不安定でいろんな天候が楽しめるから良いのに」と言ったら、変わり者扱いされましたよ、えぇ。

さて、春に因んだ音楽って沢山ありますよね。
地域によっても差があるし、国別の春の音楽を聴いてみるのもまた一興でしょう。


まずはドイツ。
やはりシューマンの交響曲「春」が有名ですね。元気でよろしい。
メンデルスゾーンの「春の歌」も好きな作品です。

春の歌・・・http://www.youtube.com/watch?v=hUGTtUVS9DI


フランスでは、ドビュッシー初期の作品に交響組曲「春」というのがありますが、まだまだ習作な感じ。
他にフランス6人組の一人、ミヨーが「室内交響曲」シリーズの第一番として「春」を作曲しています。4分にも満たない可愛い交響曲ですが、綺麗なので大好きです。

室内交響曲第一番「春」(映像も楽しい)・・・http://www.youtube.com/watch?v=_EsUk1tcLnU


イギリスでは、ブリテンの「春の交響曲」が名高いですが、個人的にはブリテンのお師匠さんであるブリッジ作曲の、狂詩曲「春の始まり」が大好きです。輝かしく力強い行進に痺れます!


ロシアでは、泣く子が余計泣くストラヴィンスキーの傑作バレエ「春の祭典」・・・は置いといて、カバちゃんことカバレフスキーの交響詩「春」が、ちょいと物悲しくもあり、好きだったりします。

カバちゃんの「春」・・・http://www.youtube.com/watch?v=Yr9r7p4vc3I


ハンガリーでは、バルトーク、コダーイに次ぐ近代ハンガリー第三の作曲家であるにも関わらず、共産政権時代に睨まれて抑圧され、知名度は他2人に比べて段違いに低い、悲運の作曲家ライタの、第4交響曲「春」が良作です。


変わり種ではギリシャのテオドラキス。
第7交響曲が「春の交響曲」と題されており、声楽付きで一時間近い、パワフルな大作です。まるでオペラのようですが、聴いていてチト疲れるかも・・・。


こうしてみると、一口に「春」と言っても、作曲者や国によって結構表現方法が異なり、興味深いものでした。

皆さんは、「春」と言えばこの曲!というのがありますか?

 交響曲 作曲家 器楽曲 吹奏楽∩管弦楽器 協奏曲


日付:2011年04月20日

9件のコメント

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このブログ(日記)へのコメント

サウル

春夏秋冬→四季で、ヴィヴァルディになってしまうのは一寸ポピュラーすぎますね。
「春」・・・・なかなか思い浮かびませんが、古今組(名古屋の吉沢検校)の「春の曲」となってしまいそうです。
春の海、春の夜、春の訪れ、高麗の春、、、(いずれも宮城道雄作曲)
さくら〜箏独奏による主題と六つの変奏曲(藤井凡大作曲)なんて曲もあります。
ついこの前の日曜日に「西行桜」というのを演奏しました。
というわけで、西洋クラシック、シンフォニーとなると、シューマンくらいしか思い浮かびませんでした。
 

2011年04月21日 00時06分32秒

九尾

サウルさん

やはり日本の曲で「春」をテーマにしている作品は多いですよね。特に「桜」関連の作品でしょうか?

私は聴いた事が無いのですが、プッチーニ「蝶々夫人」や、アルフレッド・リードの交響曲第5番「さくら」では、例の「さくらさくら」のメロディが使われているみたいですね。

そういえば、宮城道雄「春の海」って、お正月によく耳にするので、個人的にはあまり「春」という気がしなくなっております・・・。(コタツにミカンを連想してしまう)

2011年04月21日 21時17分59秒

サウル

「春の海」は「海辺の巌」という勅題に因んだ作品で、十二月に宮城の自宅で、吉田晴風の尺八、宮城自身の箏、で試演したらしいです。旋律に品がないということで、家族の評判は、あまりよくなかった、ということです。
 
今では、全くのお正月音楽になってしまいました。
 
 

2011年04月22日 23時06分20秒

九尾

「旋律に品がない」ですか。キビシイ御家族ですね。

何だかのんびりした音楽なので、お正月にコタツでミカンを食べている、あるいはカルタでもしている光景を連想してしまいます。

昔エアチェックしたものの中に、ハープフルートでの演奏があって、楽器の為かかなり幻想的な雰囲気でした。

2011年04月23日 13時58分31秒

in white♪

九尾さん プロフィール写真かえられましたね。
これはイヌではなくてやはりキツネちゃんでしょうか。動物は可愛いですね。

春といえば「早春賦」とか滝廉太郎の「花」、洋物だとベートーベンVn曲「スプリング・ソナタ」メンデルスゾーンP曲の無言歌集より「春の歌」を思い出します。

2011年04月23日 22時15分56秒

九尾

in white♪さん

おぉ、スプリング・ソナタがありましたね。

中学生の頃、ラジオのクラシック番組で「春の音楽特集」みたいなものをやっていまして、それで聴いたのが最初でした。

あまりに心地良い音楽だったのと、ぽかぽか陽気も手伝って、ついうとうと・・・。
意識が戻ってから、エアチェックしたものを鑑賞し直した事を思い出しました。


プロフィール写真は、前の写真と同じで、キタキツネさんです。写真提供して下さった友人に感謝。
今回も顔を見せていないのは、奥ゆかしいからです。(ォィ

2011年04月23日 23時47分58秒

hiro

春3月4月は教会音楽としては
受難と復活の時期なので
教会音楽としては受難曲や復活カンタータ
メサイヤなどが
良く取り組まれていますね。

2011年04月25日 14時41分01秒

九尾

hiroさん

「3月4月は教会音楽としては受難と復活の時期」
そうなのですか。
不勉強で知りませんでした、教えて頂きありがとうございます。

メサイアと聞くと、やはりハレルヤコーラスのメロディが頭の中をグルグル回ります。

2011年04月25日 19時22分20秒

九尾

今日は黄砂が猛烈でした。

春はいい季節だけど、黄砂はちょっとカンベン・・・。

2011年05月02日 21時35分02秒

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