九尾さんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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漢字検定音楽之巻

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最近、仕事で報告書の作成をした。
本当は私がやらなくても良いのだが、何故かこういう文章作りの仕事はいつも私に丸投げされてしまう。ああ面倒…。
半日掛けて、めでたく報告書は完成。まずはそれを、後輩に読ませる事にした。内容を知っていなくては困るからだ。しかしそこで、驚愕の事実を突き付けられた。
 
漢字が 読 め な い ! 
 
いあ、難読漢字なら仕方がない。私にも読めない漢字なんて山ほどある。
そうではなく、常識的に知っていなくてはならない漢字、中学生レベルの漢字の半分ほどが読めないのである。
今まで、本を読んだ事はないのだろうか? ゲーム好きらしいが、攻略本とかは読まないのだろうか? 分からない言葉を見付けた時、調べはしないのだろうか? 
 
取り敢えず、読めないとマズイから自分で調べて来るようにと指示して、コピーを渡しておいたのだが、その後、さらなる恐ろしい体験をする羽目になった。
 
上司にその報告書を読んでもらった際、「言葉の使い方で間違いがある」という指摘を受けた。だが、その指摘自体がことごとく<間違って>いたのだ! 
中には典型的な誤用を得意気に主張している部分もあって、どう反応して良いのやら…。流石は 文 章 力 皆 無 の上司である。(この時と同一人物→http://www.c-music.jp/index.php/blog/detail/i/0332...
 
一応他の同僚に確認したら、間違っているのは上司の方だから、修正の必要は無いと御墨付きを頂き、そのままにしておいた。あの調子でお客さんと交渉しているのだろうか? 誤解されたりしていないのだろうか? 困ったものだよ、まったく。・・・
 
 
「話は聞かせてもらった。まったくふんとに嘆かわしいことだ! 漢字が読めなくては日常生活にも支障が出るだろうに。 ・・・ところで、君はこの漢字が読めるかね? <涅槃交響曲>、<曼荼羅交響曲>、それに私の名、黛敏郎!」
 
「困ったことだねぇ。きっと読書しないから漢字が分からなくなってしまうのだよ。私の父の作品でもたくさん読んで、楽しみながら勉強してほしいものだね。 文豪・芥川龍之介が三男、芥川也寸志見参!」
 
「字の間違いは誤解の元。特に、手紙等の宛名を正しく書けないなんてけしからんね! そういうのは破り捨てられて当然。私の苗字は団ではない、團 伊玖磨だ!」
 
「我らこそ、音楽にも文章にも精通した日本屈指の作曲家集団、 三 人 の 会 !! 
・・・我らの作品タイトルを調べるだけでも、少しは勉強になりますぞ」
 
 
ということで三人の会の作品であります。(やっちゃった)
 
まず聴いたのは、涅槃(ねはん)交響曲や某音楽番組の司会で知られた、黛敏郎(まゆずみ・としろう)さんの木琴小協奏曲(シロフォン・コンチェルティーノ)。
親しみ易く、コロコロとしたシロフォンの音色が可愛らしい音楽。特に第二楽章の童謡を思わせるメロディがステキ。やや難解で強烈なイメージの交響曲とは違った、別の一面が見えてくる作品です。
 
続いては、芥川也寸志(あくたがわ・やすし)さんの出世作、交響三章(トリニタ・シンフォニカ)。
ソヴィエト音楽と師匠の伊福部作品とが融合したような音楽で、どちらも大好きな私にはたまりません。
スピード感ある両端楽章もかなりのものですが、第二楽章「ニンネレッラ(子守唄)」の、大河ドラマの主題曲みたいな和風メロディが素晴らしい。この曲を聴いて、私は芥川ファンになりました。
 
最後に聴いたのは、童謡「ぞうさん」、「ラジオ体操第二」、歌劇「夕鶴」等でお馴染み、團伊玖磨(だん・いくま)さんの、管絃楽組曲「シルクロード」。
宛名が「団伊玖磨」となっていた手紙は読まずに捨てていた等、結構気難しそうな逸話のある團さんですが、交響曲はじめ管絃楽作品を聴くと、非常に大らかで奥行きがある印象で、好きな作曲家です。
管絃楽組曲「シルクロード」は、とっても元気な第一曲「綺想」からぐいぐい引き込まれ、全曲面白く聴き通してしまえます。
 
御三方とも非常に個性的で、それぞれに素晴らしい音楽家ですね。
 
 
黛「木琴小協奏曲」第二楽章 
http://www.youtube.com/watch?v=jm6ewmDkPCo&feature...
 
芥川「交響三章」から、子守唄 
http://www.youtube.com/watch?v=cK2YCF05LWY
 
團「シルクロード」から、綺想 
http://www.youtube.com/watch?v=3g-Y8pgLGDw
 
 
※関連記事 
http://www.c-music.jp/index.php/blog/detail/i/0332...
 

 交響曲 作曲家 器楽曲 吹奏楽∩管弦楽器 協奏曲


日付:2012年10月06日

10件のコメント

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このブログ(日記)へのコメント

ボンタン

ボンタンです
世界各国、現在過去を自由に行き来しているという印象があり、いつも脱帽の思いで見させて頂いております。
 
 不意な質問になりますが九尾さんでも古典にもどる時ってあるんでしょうか?例えばベートーベンの交響曲では何番がすきでしょうか?どうも漢字がらみのコメントにならずすみません。

2012年10月06日 20時49分53秒

u−

その上司、やっぱり日本人じゃないのでは・・・
目から光線とか出しませんか?

涅槃や曼荼羅は書けなくても読めるでしょう〜
若い人は読めないのかしらん・・・。読めない事にしておこうか・・・(ぇ
也寸志は読めましたよ。
黛は出てきませんでした。芸能人にいた〜〜なんだっけ〜、で忘れてました。(黛ジュン)
昔から読むのはそこそこ出来るけど書くのは大の苦手です。
PCをするようになってからは益々漢字に弱くなりました。

その若手社員の漢字能力は、ゆとり教育の賜物でしょう。人によっては数学が苦手で割り算も出来ないのです。苦手なものは徹底的に学力が低下しているのがゆとり教育らしいです。先日TVで見ました。

三人衆 きましたね( ̄ー+ ̄)

曲はのちほど聴かせていただきます。

2012年10月06日 21時13分47秒

九尾

ボンタンさん

アクセス&コメントありがとうございます!
古典に戻る時は度々あります。ヴィヴァルディやハイドン先生は好きでよく聴きますし、モーツァルトの協奏曲や交響曲、ベートーベンやシューベルトの交響曲も結構聴きます。

ベートーベンの交響曲は、8番、5番、7番の順に好きです。5番は時々無性に聴きたくなります。

2012年10月06日 21時27分46秒

九尾

u−さん

その上司、目から嫌な光線出しますね。ドヤ顔で間違った事を言う時とか。

ゆとり教育ですか。でも、同じ世代でもちゃんと読める・報告書の書ける後輩はいるんですよね。やる気の問題かな?

ちなみに、問題の後輩と同い年の我が弟は、漢字検定二級です。私が教えました。(ドヤ)

2012年10月06日 21時36分17秒

3大B

 どうも私は、同曲異演版集めに走ってしまってベートーヴェンのピアノソナタ全集は6種類、ブラームスはボックスの全作品集以外にバラで100枚くらいとかそういう聞き方をしておりまして、前回教えていただいた「マイナーだが重要な作曲家」というのと「マイナーで重要ではない作曲家」の区別が皆目つきません。
 どうすればいいんでしょうね。

2012年10月07日 01時04分12秒

九尾

3大Bさん

マイナー曲マニアになりたいんですか?ww

同曲異演をいろいろ楽しむのも良いと思いますよ。私は演奏解釈の違いよりも、いろんな作曲家の作品を聴くことの方に興味があるだけですから。重要か重要でないかは無関係です。

ちなみに重要さについて言えば、例えばグリーグという大作曲家がいますよね。
若い頃にはシューマン風の交響曲を書いてるんですが、同じノルウェーのスヴェンセンという作曲家の交響曲を聴いて衝撃を受け、自国の民謡に目を向けるようになった、という話があります。
つまり、スヴェンセンというマイナー作曲家(今は)が存在しなければ、大家グリーグも登場しなかったかもしれません。

別の例では、山田耕筰さんや伊福部昭さんは日本ではとても重要な作曲家ですよね。クラシック音楽を日本に持ち込み、発展させた方々。でも外国ではマイナー作曲家でしょ?
他の国でも同じで、その国では重要(作品の影響力という意味で)な作曲家だけど、国外ではマイナーな人がたくさんいます。そうした作曲家の作品は、まだ開けられていない宝石箱。良い曲が多いですよ。

どうすればいいんでしょう…手っ取り早い方法は、好きな有名作曲家について調べて、その作曲家が師事した・影響を受けた(与えた)・弟子だった・友人だった作曲家の作品を聴いてみて、気に入ればさらにそこから師匠・弟子・影響アリな作曲家を…というのが良いのでは? (ネズミ講みたいだな…)
 

2012年10月07日 12時23分37秒

サウル

漢字は難しくて困ります。
〜〜〜「間」は誤字というか慣用文字で、正しくは癇に使われている門構えに月ですし、管絃楽の絃はこれも正しくは弦です。〜〜〜
などと思っていました。
あやしげな知識ですから、間違いだらけです。
最近は、自信が無いときは、平仮名で書くようにしています。
 

2012年10月07日 10時03分10秒

九尾

サウルさん

そうそう、漢字は難しいですね。パソコンだと変換ミスも起こるし…それはそれで面白いです。(どうきょくいえんで変換すると…同曲胃炎とか)わざと間違える場合もあったり。

管絃楽の絃はこれも正しくは弦…團さんの作品では、CDの表記などで絃の字が使われていたので、それに倣いました。
奇想の奇が綺にしてあるのも同じくです。そうしないと怒られそう(?)なので。

2012年10月07日 12時26分04秒

サウル

九尾サマ
変換ミスには本当に悩まされています。最近老眼が進んで、画面のチェックが疎かになっているので、見落としが沢山あって、恥ずかしい思いをしています。
言い回しでは、難しいのが「敬語」。普段から使っている範囲なら間違わないんですが、特別な言い方をしようとしたり、緊張すると怪しくなります。
「絃」は私も使っています。曲名などの固有名詞的なものはそのままでも良いと思っていますし、慣用のものはそれで理解されるなら良いかな〜アなどと思っています。

今夜はベリオのフォークソングをやるので、FMを聴く予定です。
 

2012年10月07日 15時26分59秒

九尾

調べてみたら、「絃」は楽器に張ってある弦限定で、弦は楽器も含めた全ての弦に使用されるそうですね。弦の方が絃よりも古いんだ…。

やはり漢字は難しくて奥深い世界ですね。

2012年10月07日 20時24分44秒

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