SARASAさんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

昨夜は、新国立劇場で行われているバレエ「マクミランのロメオとジュリエット」を観てきました。登場人物の多いバレエで、劇場での配役発表は下記の通り。

【ジュリエット】
小野絢子（25日, 29日）
リアン・ベンジャミン（26日,1日）
本島美和（2日）
酒井はな（3日）

【ロメオ】
デニス・マトヴィエンコ（25日, 29日）
セザール・モラレス（26日,1日）
福岡雄大（2日）
山本隆之（3日）

【マキューシオ】
八幡顕光（25日, 29日, 2日）
福田圭吾（26日,1日, 3日）

【ティボルト】
マイレン・トレウバエフ（25日, 29日）
輪島拓也（26日,1日）
古川和則（2日, 3日）

【ベンヴォーリオ】
芳賀望（25日, 29日）
菅野英男（26日,1日）
厚地康雄（2日, 3日）

【パリス】
貝川鐵夫（25日, 29日）
厚地康雄（26日,1日）
輪島拓也（2日, 3日）

【キャピュレット卿】
森田健太郎（25日, 26日, 29日,1日）
マイレン・トレウバエフ（2日, 3日）

【キャピュレット夫人】
楠元郁子（25日, 29日）
湯川麻美子（26日,1日）
西川貴子（2日, 3日）

【乳母】
堀岡美香（25日, 29日, 2日）
遠藤睦子（26日,1日, 3日）

【ロザライン】
寺田亜沙子（25日, 29日）
川村真樹（26日,1日, 2日, 3日）

【大公】
内藤博（25日, 26日, 29日,1日）
森田健太郎（2日, 3日）

【ロレンス神父】
石井四郎

昨夜のジュリエットは、英国ロイヤルバレエのプリンシパルであるリアン・ベンジャミン、ロメオを英国バーミンガムロイヤルバレエのプリンシパルであるセザール・モラレスが務めた舞台。マクミランの演出は、リフト系の踊りが多く、また踊りの中に見詰め合うシーンが多用されていて、それをどう踊りこなすかが見所。リアンは筋肉質で肉体的には必ずしもジュリエット訳には向かなそうでしたが、どうして踊りから滲み出る表情はさすが本格派プリンシパル。余談ながら、可憐さならプリンシパルに昇格したばかりの小野ジュリエットでしょうが、本格派なら昨夜のリアンと3日の酒井はなの二人でしょうね。ちなみに、自分は酒井のファンでして。。。

ストーリー性があり幕場の多い作品なので、場面転換やストーリー展開をどう表現していくかも観るうえでポイントになりますね。そんな中、第1幕の見所であつ第2場の騎士たちの踊りは個人的にあまり好きな演出ではありませんでしたし、作品最後のジュリエット自害の場面の演出も、若干納得がいかない面があったことは確か。しかし、全体的に観ればよく作品の本質を捉えた演出でした。もっとも、それにはダンサーにかなりの技量を求めなくてはならない側面もありますね。
ちなみに、乳母役の堀岡の動きも気に入りました。
そのほかでは、ジュリエットの友人をやった寺島まゆみ、さいとう美帆、3人の娼婦役の寺田亜沙子、堀口純、丸尾孝子が良かったですね。

指揮は大井剛史、演奏は東京フィル。

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