枯葉 あせるさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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またしても月末に

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 すみません...先月に引き続き、またしても何もやらずに年末、いえ、月末を迎えてしまいました。しばらくの間、Museの世界から離れ、ピアノからも離れ、すなわち音楽とは無縁な静寂の世界で、あれこれと時間を費やしておりました。

 さて、わたくし、枯葉あせるはどんな奴だ、こっそりチェックしてみよう週間を延長し、これからも少しずつ枯葉あせるイメージを定着させていこうと思います。しっかりと偵察をお願いいたします。

 *        *       *

 いまこそはピアノのレッスンを中断してはいるものの、当初は週一回の頻度でレッスンに通っていた私。音楽を演奏する、もとより楽器や楽譜に触れることすら、まったくの初めてだった私は、それはそれは奇想天外なことで先生を困らせたものです。



 1.発表会の曲選び...

 初めての発表会を数ヵ月後にひかえたある日のことです。先生から発表会の演目についてお話がありました。楽譜がキッシリ詰まった本棚をあれこれ探している先生ですが、私は迷いもせず、深く考えもせず、ある曲名(?)を口にしたのです。

 「ハノンをやります!」

 ハノンというのは、指の独立や持久力などピアノを弾くうえで必要なテクニックを学ぶための楽譜です。ひたすら、おなじ音形をなぞっていくもので、いわば英語のアルファベットの読みを、繰り返し練習するような感じなのです。

 数分間、時間が凍りついたことは言うまでもありません。自分を取り戻した先生は「発表会でハノンを弾く人はいません...」(><)  とボヤいておりましたが。



 2.黒鍵の違和感

 これはいまでも私のトラウマとなっている経験なのですが、黒鍵を駆使しなければ演奏できない曲を挑戦しはじめたときのことです。

 どうも黒鍵の出っ張りが指にぶつかってしまい、うまく演奏することができません...そこで先生に質問をしたのです。

 「指が黒鍵の出っ張りにぶつかってしまうのですが...回避するにはどうすれば宜しいでしょうか?」

 ここでも一瞬、時間が凍りつきました。

 「黒鍵の出っ張り? あまり気にしたことはないのですが...」

 そのとき、、私の奇特な思考回路は、奇妙な幻覚を生み出したのです。その...普通は考えないことなのですけれども...もしや、黒鍵が出っ張っているというのは、私の気のせいでは?!

 ひょっとすると、ピアニストにとって鍵盤は平らに見えるものなのだっ...それ以来、私自身による「鍵盤は平らなのだっ!」という暗示がはじまるのですが、いまだに黒鍵には慣れず...。

*誤解を防ぐために追記しますが、その後、先生からは「こういう風に弾いてみると回避できるのでは?!」との提案をしていただております。



3.「もう少し歌わせてください!」

 楽器の演奏を教える...それは様々な表現方法を使って、イメージを伝えなければならないという、とっても大変なものだと思います。

 私自身も先生が何を伝えようとされているのか、翻訳に苦労しますし、それは今でも変わっていません。随分と時間が経ってから、「こういうことだったんだ!」と気がつくのですが。

 つい最近まで「歌わせる」という言葉のニュアンスがまったくつかめませんでした。しばらくのうちは、「歌わせてください!」と指導を受けても、時間が凍りつくだけに終始していたのですが、不思議です、それが分かるようになるものなのです。

 いまだから言える事ですが、「もう少し歌わせてください...」というのは、実はアンコールとおなじ意味だと思っておりました。はい、普通、そのようには捉えません。(ーー;)

 私の演奏を聴いて、先生が心のなかで歌っていて、演奏が終わるや否や「アンコール」がはいる...凄いですね。あたかも自分の演奏が素敵だと言わんばかりに...空き缶を投げてやってください。

 音楽もまた棒読みではいけません。「もう少しその世界に浸って、感じたものを、心を込めて演奏してみよう!」...それが「歌わせる」ということの意味だったのです。

 みなさん、私の解釈、あっていますか?

 ピアノ


日付:2006年09月27日

2件のコメント

  1

このブログ(日記)へのコメント

「歌う」ってのは確かに日本の音楽用語独特のものかもしれないという気がします。たいていの場合は、伸ばすべきところを伸ばす、というふうに翻訳できそうな気がします。楽器によってはヴィブラートなどの要素も入ってくるでしょうが。(シロウトのアンサンブルだと、そこ、歌いすぎ、ってほうが多いかも。)

2006年09月28日 00時28分02秒

枯葉 あせる

takuyaさん、こんばんわ。

 なるほど、確かに私自身、鍵盤を抑えてしまえばもう安心...と思い込んでいる部分があります。

 そうなると当然、演奏のほうもまったく形になっていない状況になってしまい...音符の長さしかり、テヌートなどのアーティキュレーション(?)をしっかりと再現するということも必要なわけです。

 お蔭様で、またひとつ幅が広がりました! これで白紙だらけの私の楽典に項目を増やすことができます。


...ありがとう。

2006年09月30日 16時56分18秒

2件のコメント

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