はかせさん
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このブログ(日記)へのコメント
> 「そこのセカンドヴァイオリンのEsの音、ちょっと強く弾いた方がいいんじゃない?」
それそれ!それです!私もその能力が欲しいです。
「あ!今、変な音が聞こえた。」とか「あ!今のその音形はもっとこうして欲しいんだけど。」とか、瞬時に伝えたい事が伝えられないんです。
だから、「えーっと、その78小節目の2拍目のウラだけどさぁ。。」という説明になってしまう。時間が掛かってしょうがないです。
コミュニケーション・ツールとして、絶対音感が欲しい!
2007年06月10日 10時13分29秒
また「絶対音感」のブログがでましたね。余りにも完璧な絶対音感を身につけていると純正調にも影響が出るようです。絶対音感が442HzになったのはWienフィルの聴きすぎでしょうか?あそこはピッチを高くすることによって他のオケとの違いを出すのに躍起のようです。調律を高くする=音色倍音が少なくなる=音の純度が少なくなりより合っていると感じる。なにも特別な事ではなく単なる音響物理の法則に従っているだけですね。でもWienフィルの秘密はそこにもあるんですよね。
2007年06月10日 18時28分00秒
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幼稚園の頃すでに絶対音感があった。息子も二人とも絶対音感がある。息子たちが赤ん坊の頃、童謡の楽譜があって、童謡を歌って聞かせるとき、自分でピアノで伴奏弾きながら歌ってやっていた。だから、歌はいつも同じピッチで歌っていたわけだ。それを聴いて育ったから、歌と音程とが同時に記憶されたのだろう。私も姉も絶対音感があるが両親は楽器が弾けたわけではない。よく、クラシックのレコードを聴いていたからそのせいかもしれない。
私の最初の楽器はピアノなので、ピアノの平均律の音感が入っている。これが弦楽四重奏などやるとき、実に良くない。弦楽器は純正、完全音程が基本である。ここの3度は狭めに、とか、狙わなければならない。楽譜を見た瞬間頭の中で鳴る平均律音程を無視しなければならない。それで、なるべく絶対音感をオフにして弾くようにしている。何という音かは意識せず、この音程を狙う、という気持ちで弾くのだ。息子たちはヴァイオリンを始めた年齢が低かったせいか、弦の音程の音感を持っている。
トシとともに絶対音感がずれてきた。最初は、昔自分が弾いていたピアノのピッチと、今のA=442というののずれかな、と思っていたのだが、そうではなく加齢変化らしい。ユーミンの旦那(松任谷正隆氏:クラシックじゃないジャンルの作曲家、アレンジャーにして自動車評論家)も自動車雑誌に「音楽家が自分の絶対音感が狂ってきていることを公表するのは、レーガン元大統領がアルツハイマーを公表するのにも似た屈辱的なものがあるが、僕の絶対音感は狂ってきている」と書いている。ピアニストのリヒテルも晩年、絶対音感が長2度以上狂ったため暗譜がおかしくなり、楽譜を見て演奏するようになったそうだ。
絶対音感があると、合奏しているときに、「そこのセカンドヴァイオリンのEsの音、ちょっと強く弾いた方がいいんじゃない?」などというとき、便利だ。それくらいしか絶対音感の利点は思いつかない。
チェロ ピアノ