ユリバードさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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フレーズの区切り方

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 話し始めて間もない子供の話し方の真似をするなら…。
「変な場所で突如息継ぎをする=書き言葉で言えば句読点度外視の読み方」

言葉の意味や単語と単語が繋がる感覚が、話す動作と連結しないから、そういうことが起こり得るのだと推測しています。

 同じ意味で、子供が歌を歌う時、おかしな場所で息継ぎをすることがありますし、フレーズの終りを大切に歌い上げる=楽器を演奏する時も=ということにまで気持が行き渡らない場合もあるかと思います。

 聴いていて、なんとも不完全燃焼のような気持になることもあります。

 でも!ある意味、ああいう方法を「意図して」、逆手にとってわざとやってみるのは、一つの演奏アイディアとして面白いようにも感じてしまいました。

 なんだか舌ッ足らずな感じを演出できそうな…。

 それだけに終始したら気持が悪いでしょうから、一つそういう「不安定さ」「不完全さ」を暗示するフレーズを提示したあと、それらが気持ちよく吹っ切れるような雰囲気のフレーズを持ってくる…。

 すると少しニュアンスに陰影なり変化が演出できる気がします。

 勿論、既存の作品で、そういう方法を試すのは難しそうですから、そういうやり方を実践する為の新曲をあつらえてみないとできそうもないですが!

 「なんだか遅くなったり速くなったり」はいけない、と言われる速度(勿論ダイナミクスの変化も)なども、美意識と信念をもって自己制御して変容させると、それは「面白さ」ととれる事が通用するように、一見歪なフレーズ感も「狙って」不安定さを醸しだすのなら、味わいになり得るな、と思ったのでした(子供が歌うさまを見て、聞いていて、ふと感じたことです)

 作曲家 オペラ∩声楽曲 ピアノ 金管楽器 ホルン


日付:2006年11月04日

6件のコメント

  1

このブログ(日記)へのコメント

それって、ベートーヴェンが真っ先にやっちゃったことのような気も…。息継ぎよりは主にアクセント絡みですが。

2006年11月05日 00時14分25秒

少し趣旨がずれますが、吹奏楽でオペラや歌謡曲のアレンジものを演奏するとき、原曲を知らない奏者がこのように本来歌詞の途中である場所で息継ぎをしたりフレーズを切ってしまうのを良く見かけます。
ただ、それも原曲を知っていれば違和感を感じるのですが、知らないで聴いていると不自然に感じないことも結構あるんですよね。
旋律と歌詞を常にセットで考えればありえない話でしょうが、器楽曲へのアレンジなどで旋律だけが取り出された場合、これが新しいアプローチになるのか、それとも単に曲の理解度が足りないだけなのか、悩むことがあります。

2006年11月05日 14時18分55秒

ユリバード

takuyaさん
うーん。わたくしがイメージしたものは、御指摘の方法とは多分少し違ったものであると思います…。

2006年11月05日 17時49分20秒

ユリバード

ゆ・さん
 なるほど、そういうことは生じうることですよね。
でも、結果オーライではないかしらん、って思います。
 編曲された場合は特に原曲にあまり縛られずに、その曲を楽しめたらいいな、と思いますし。
歌詞を伴った声楽曲をあくまで声楽家が歌う時なら 言葉の存在をゼロにはできないでしょうが、器楽に編曲した時には、純粋に「音」としての旋律線として生まれ変わるともいえそうな気がします。
 原曲を知っていても知らなくても「うーん、これはイケる!」と感じられる方法なら、アリ、のようにも思います。

2006年11月05日 17時52分55秒

うん、やっぱりズレてましたね。このところスランプです。(爆)

アレンジものと言えば、教会に置いてある賛美歌集がすごいですよ。あらゆる名曲のパクりが詰まっていて、しかもそれに無理やり付けた日本語の歌詞にしたがってコンマが打たれていたりするんです。フレーズ目茶苦茶。

2006年11月05日 18時41分54秒

ユリバード

 まー、皆が皆、聞こえてくる音に「本当にこれが音楽的か!?」などと目くじら立てている訳ではないでしょうから、許されることも許されないこともケースバイケースですよね!
 世の中の殆どの人間にとって、音楽は「勉強」ではないことと思われますし!
 耳に心地よければ、きっと「OK!」なのでありましょう!
 賛美歌…!ああー、言われて見れば確かにそうですよね!

2006年11月05日 19時36分35秒

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