ユリバードさんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

やはり新生活に突入したてなので、頭の中に占める「音楽探求に対する意欲」が、平素通りに復元できているとは言えない状況です。

　ですが、つとめて、ふとした寸暇に、とりとめなくも、西洋の拍子と日本音楽（雅楽など）における間の比較について思いを馳せてみたり、テレビから聞こえる誰かが歌う歌声の調子はずれの音程をキャッチしつつ、アロイス・ハーバのマイクロトーンを使用した作品を思い出したりして「頭の中のリハビリ」を試みています。

　女性はやはり「出産」の前後は、どうあがいても、一時心身ともに「本能的活動」に傾かざるを得ないのではないかと推測するのです。従って、かなり意識的に理知的な思索を巡らせないと、そういった回路が多少鈍るような気がします。ま、人間も動物なんだから、そういう時があってもいいかな、とも思うのですが…。

　ところで前述のアロイス・ハーバ。彼の明らかな後継者が現れなかったのは、なぜなのだろうと考えることがよくあります。彼の作品を演奏する際の難解さ故に、演奏に上る機会があまりにも少なそうな曲がおおいからなのか。それとも難解なのはさておき、肝心な「作品としての魅力」が感じられないからなのか。または、あのマイクロトーンを聞き分けられる人間が、そうはいないからなのか。はたまた、それらとも違う何かの理由によるものなのか。
　ちなみにわたくしが、初めて彼の弦楽四重奏を聴いた時は、ひどく気持ちが悪く感じたものでした。
　みなさまはどのように思われますか？

　作曲家　オペラ∩声楽曲　ピアノ　金管楽器　ホルン