Shigeru Kan-noさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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338. GO「ロワ・ウブ」5月8日ケルン

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まず12時半からの音大でB・A・ツィンマーマンのピアノ曲をエマールとミレのクラスの学生がピアノを弾き、教育音楽のクラスが振り付けをし、5年生と10年生のバレエの生徒が踊るという催しもの。これによってピアノだけの視覚的に変化のない音響から体も動かして現代音楽の音響への慣れが子供のころから音が身体に染み付くと教育学習。曲はピアノのための「ハンドブック」と2台のピアノのための「モノローグ」。

一部プロコフィエフの「トッカータ」やバルトークの「民族舞曲」みたいな曲があった。ほとんど引用はないが、最後から2番目の曲だけバッハのカンタータ140番の引用があった。

図書館でミュンヘンでラッヘンマンの新作の初演の広告を見る。8つのホルンオーケストラのための「私のメロディー」(2018)。あのファタール行進曲も同時に演奏するらしい。バイエルン放送響で6月の7日と8日の2回演奏するらしい。スターになって聴衆が1回では入りきれないようだ。

さて、1時間前のヨーク・ヘラーの一昨日初演されたヴィオラ協奏曲の解説。この人も始めてORFの放送局化で聴いた時から良くラッヘンマンの曲と組み合わされるが両者の音楽は全然関係ない。ヘラーはブーレーズの指揮で上げて貰ったらしく力のない曲ばかり作るが、ラッヘンマンはブーレーズを好きでも存命中一回も上げて貰ったことが無いので最新作までも力強い。退官してから足元がおぼつかなくて目も見えないらしくどう作曲するのかわからない。B・A・ツィンマーマンの弟子だが、すぐシュトックハウゼンによりWDRの電子音楽スタジオの後継者に任命される恵まれた人生を送った人。

なぜタベア・ツィンマーマンに独奏を依頼したか聞かれるが何時ものいいわけなので面白いことはない。3楽章ある。急遅急の伝統的な物。井戸端会議ではなくてまじめな音楽、イヴェント協奏曲。B・Aは凄く深刻にレッスンしたらしいが弟子に距離も置いていたらしい。凄く批判的だったが自宅に自分の弟子数人全部集めてビールを飲みながら新作のブラックユーモア・バレエ音楽の「ロワ・ウブ」を聴いたりしていたとのこと。現代の作曲家の引用はすべてベルリン芸術アカデミー所属の作曲家のみになっている。

この協奏曲は30個の音を使って5種類の和声を醸し出して作って合ってそれで旋律も賄う代物らしい。アドルノの機械的ではなく生物学的なと言う引用がなされる。秋の歌にすでに音楽になってるフランス語の詩を引用してしゃべってみせる。第二楽章は自分をあげてもらったブーレーズへの追悼。名人芸ではイタリアのハロルドを引用。

ここでシュトックハウゼンのピアノ曲IXの144回の反復のオリジナルを聴かせる、次に「ロワ・ウブ」の631回の同じ和音の反復をワーグナーとベルリオーズの引用と共に聴かせる有名な場所。同時に演奏されるマンスタージンガー、ワルキューレ、パルシファルの前奏曲などは引用がこの曲に入っている。

マイスタージンガー前奏曲現代音楽専門の指揮者に見られるように速め。ツィンマーマンのように長い音がクレシェンド気味。2管編成に弦が16型のままなので煩い。クリュイタンスやブーレーズが指揮するとリズムが溶けすぎてこうなるフランス人の泣き所。全曲版のまま最後の音にシンバルはない。9分07秒。

ヴィオラ協奏曲はツィンマーマンを思わせるクラスターのような和音。2管編成。しかし金管は3本。クラスターが「兵士たち」のように動く。ピアノ打楽器6名。曲の開始3分で独奏ヴィオラの弦が切れて止まって退場。3分の張替の中断。鮮やかな音響でも何時ものようにフランスの作曲家よりもおとなしいくらい。聴きごこちが良いが、何にも問題が無いので一回聴いたらすぐ忘れてしまうような音楽。24分。

ワルキューレの騎行は3管編成?クラリネットだけ4、ホルン6.5分。ここで休憩。

パルシファル前奏曲フルートクラリネット3はスコアだけでは気が付かない。同じく16型で弦が強すぎる。分割して振ってもすぐ音楽が流れ安く速くなる。11分30秒。

チケットが立ち見以外全部売り切れているのに空席が目立つ。セッティングでハーンとロートが「現代音楽とこのロワ・ウブ」の話し合い。この演劇版は昔シュトットガルトのカンマーテアターで見たことがあるブラック演劇。生で最後で聴いたのはシュトットガルトでツェンダー指揮のバンベルク響。エレキ、ギター、ギター、サックス、マンドリン、チェレスタ、ピアノオルガン打楽器6名、ジャズコンボ。指揮者が金髪の桂をかぶり犬を連れて来る。途中ヴァイオリンを引き摺って別な人が出て来てナレーション。トロンボーンも出て来て何かしゃべるめちゃくちゃ演出。どちらかと言うとカーニヴァル向けの音楽。まだヴァイオリンが出て来て非番の楽員がサーカスの1輪車で真ん中まで飛び出す。シュトットガルトノオペラで「ヘンゼルとグレーテル」を演出できなかったモスクワのセルベルニコフの話。極右が受賞したベルリンのエコー音楽賞のスキャンダルの話。楽員が一斉に新聞を広げ指揮者と対話する。「クソ」も出てくる。ナレーション付きで29分18秒。

08.05.2018 Dienstag 20:00 Uhr
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ACHT BRÜCKEN | Musik für Köln.
T. Zimmermann, Gürzenich-Orchester Köln, F. Roth: Höller, Wagner, Zimmermann
Kölner Philharmonie

Tabea Zimmermann Viola

Gürzenich-Orchester Köln
François-Xavier Roth Dirigent

ACHT BRÜCKEN | Musik für Köln

Richard Wagner
Vorspiel
aus: Die Meistersinger von Nürnberg WWV 96 (1861–66)

York Höller
Konzert für Viola und Orchester (2018)
Kompositionsauftrag von ACHT BRÜCKEN | Musik für Köln und des Seoul Philharmonic Orchestra, unterstützt von der Ernst von Siemens Musikstiftung

Richard Wagner
Walkürenritt
aus: Die Walküre WWV 86B (1851–56)

Pause

Richard Wagner
Vorspiel
aus: Parsifal WWV 111 (1865–82)

Bernd Alois Zimmermann
Musique pour les soupers du Roi Ubu (1962–67)
Ballet noir en sept parties et une entrée. Nach Alfred Jarry

Renaissancetanz und Radetzky-Marsch, Bach, Beethoven, Berlioz, Stockhausen – man hört all dies und noch viel mehr, nur kaum originale Klänge Bernd Alois Zimmermanns, der in der »Musique pour les soupers du Roi Ubu« seine Technik des Collagierens und Zitierens auf die Spitze trieb. Er nannte das Stück »eine Farce, die bieder und scheinbar fröhlich daherkommt, dick und gefräßig wie Ubu selbst«. Also wie der spießig-brutale Antiheld aus Alfred Jarrys absurden Dramen. Das Gürzenich-Orchester Köln umrahmt Zimmermanns geniale Parodie mit Musik des ebenfalls darin zitierten Richard Wagner sowie einer Uraufführung des Zimmermann-Schülers York Höller.

Pause gegen 20:40 | Ende gegen 21:45

Das Konzert im Radio: Live, WDR 3 Konzert
19:00 Uhr, Empore : ACHT BRÜCKEN | Musik für Köln Einführung in das Konzert
Eintritt nur mit gültiger Konzertkarte

 作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲


日付:2018年05月09日

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