photographer_naokoさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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プロフェッショナルというハンデ

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 オーディションでも演奏会でも、必ず写真は必要なもの
です。
 演奏家にとって、写真は売り込みのための道具であり、
時には重要な役割を果たすことさえあります。
 演奏家の皆さんは、どのようにして(またはどんな基準
で)写真館を選ぶのでしょうか?
 
 私の知り合いのソプラノ歌手は、ファンの男性に写真を
撮ってもらっているのだとか。
 下手に写真屋さんに頼むよりも、ファンの眼で自分のい
い表情を捕えてもらえるし、高いお金を払う必要もないか
らということです。
 
 その話は、私をひどく不安にしました。
 そうかぁ、皆がそういう考えの人達ばかりだったら、私
の存在する意味がどこにも無いなぁ・・・と。
 私のライヴァルは先輩カメラマンでも同僚でもなく、一
ファンだったのか・・・と。
 それでは、敵うはずがありませんから。
 
 勿論、私自身もオペラファンです。
 ですが忘れてならないのは、写真のプロフェッショナル
であるということです。
 写真で生計を立てているということは、時にはハンデと
なって、自分の身に襲いかかって来ます。

 まぁ、カメラさえあれば、誰にでも写真は撮れる訳です
から、そのような事態は今後も多数出くわす訳です。
 その度に不愉快な思いをするのもアホ臭いので、そうい
う方とは、ご縁がなかったと思う方が幸せです。
 いつもハッピーな気持ちでいないと、いいお仕事ができ
ませんもの!
 
 頼む・頼まれる関係でも、結局のところ、写真はコミュ
ニケーションによって成立するのですから、一緒にお仕事
をしているという意識が持てない方とはやりずらいです。
 今回のことで、以前は信頼していた彼女とも、少し距離
を置くことになりそうです。

 元々、音楽の写真というと、メディアでの報道用と思わ
れ勝ちですが、私は、ちょっと違った意見を持っていま
す。
 私にとっての写真とは、真実を暴くためのものではな
く、音楽の輝きを永遠に残すためのものです。

 私はただひたすらに、いいお仕事をしたいだけです。

 オペラ∩声楽曲 指揮者 声楽


日付:2006年07月14日

6件のコメント

  1

このブログ(日記)へのコメント

Shigeru Kan-no

僕も最近写真で悩んでいます。最近のオーストリアからのメール。

vielen dank fuer die fotos. wir brauchen jedoch einesmit einer hoeheren aufloesung, da sonst die qualitaetbei den presseaussendungen zu gering wird.

でも送ったのは最近自分のパスポートに使った写真なのです。もちろんプロの写真屋が取ったのですが、こう書かれてくると自分でやるしかないのかなと思うときもあります。何せ写真には昔から興味がないので、いつも人にやらせているのですが。誰か良い写真を取って下さい!

2006年07月14日 07時24分37秒

ぐんそう

>ファンの眼で自分のいい表情を捕えてもらえるし、高いお金を払う必要もないからということです。

鋭い意見ですね。
撮っているファンの方にしてみれば、悪い気はしないですものね。
その場は嬉しいかもしれませんが、逆に私でしたら途中から怖くなって、こういう方から離れて行くでしょう。

別の言い方をすれば、本人としては、プロといっても私の思ったように撮ってくれるとは限らないと思っていらっしゃるのかもしれません。
裏を返せば、本人は気付いていないかもしれませんが、プロの前でいい表情が出来ない方なのでは・・・。

直子さん、自分のレヴェルを低くすることなく、高いところを目指して下さい。
期待してます。

2006年07月15日 07時05分13秒

photographer_naoko

Shigeru Kan-no さん

 済みません、ドイツ語は理解しませんので、書いてあ
ることの意味がわかりませんでした。
 
 写真のデジタル化が進んで、プロのレヴェルも多様化
しています。
 良いものを見抜く眼も大事ですね。
 
 そうそう、上の記事のソプラノ歌手の写真を撮ってい
るという方から、メールを頂きました。
 内容は「上手に撮れるコツを教えてくれ。」というようなものです。
 なんでアンタに教えなアカンの・・・???
 

2006年07月31日 10時04分06秒

Shigeru Kan-no

ごめんなさい。「こんな写真ではオーストリアの新聞には載せられないのでもっと良いのはないか」と書いてきているのです。でもこれ3月に領事館にパスポート申請してOKだったやつです。ライン新聞でも使いましたので現在これ以上のやつがないので困っています。

ちなみに写真館ですが田舎なのでほとんど選ぶ余地はないです。まあパスポートの申請ができれば何でもいいやと無頓着です。今回の写真はどの写真かというと僕の部分の左上の写真です。真ん中の判子を押している10年前の写真はStuttgartで取ったものですが、上手くできているようです。でも選んだのではなく自分が住んでいた通りの向かい側が写真屋だったので、更に自分で取った写真が当時パスポートの申請で却下されたので写真屋だと領事館に文句言われないだろうと手当たり次第に取ってもらったものです。

2006年08月01日 23時35分09秒

photographer_naoko

akannon さん


> 撮っているファンの方にしてみれば、悪い気はしない
> ですものね。

 そうですね。
 以前の自分だったら、大喜びでしたでしょう。
 ただの遊びで写真を撮っていたならば、自分からすす
んで写真を撮りに行っていたかもしれません。
 ちょっと今の自分には「ただ好きだけで写真を撮る」
ということがとても怖いのです。
 
 写真を仕事にしてしまったので、依頼があって撮影し
ているということでないと、色々と具合が悪いのです。
 一言でも「撮影をお願いします。」と向こうから言わ
れるのと、こちらから「撮ってもいいでしょうか。」と
お願いするのとでは大きな違いがあります。
 「お願いします。」と言って下さったということは
「写真が欲しい。」ということですから、万が一何か
問題が発生しても、コミュニケーションを取った上で
解決策を見つけることができます。
 所が、こちらから頼んだ場合は、何かあっても、全て
自分の責任ということになってしまいますからね・・・。
 ギャラの有無は別として「依頼されている」という
環境はとても重要です。
 その違いで、撮った写真が「プロとしてのキャリア」
になるのか、それともただの「楽しみ」で終わるのか。
 今の私は、どうしても、そこまで考えてしまいます。
 
 もう少し自分に余裕ができたら、友人として申し出て
みたいですね。

2006年08月07日 10時19分58秒

photographer_naoko

Shigeru Kan-no さん

 写真にもTPOがありますからね。
 顔写真一つでも、ただ一枚あればいいという訳には
行きませんよね。
 雑誌の場合は、読者の年齢層や嗜好などで、どんな
写真が相応しいのか、決めないといけませんね。

2006年08月13日 14時02分44秒

6件のコメント

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