枯葉　あせるさんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

　もしも、それを描くだけの感性が私にあったなら、私は果たせているだろうか．．．最近、副旋律という言葉を知った私は、その本質を学ぶまえに、違う方向性に歩き始めてしまったのです。

　主旋律があって、そして、副旋律がある。それは何も「音楽」に限ったことではないのかもしれない．．．普段感じていられる表層の私と．．．そして、イド。人も例外なく、２つ（以上の）の旋律からなっている。

　なのだとしたら、私自身の輪郭を描くためには、少なくとも、２つ以上の旋律を明示しておく必要があるハズです。

　レンブラントの闇、私が私自身の音楽を紡ぐきっかけとなった絵、ロセッティーの詩．．．私を刺激し続けるこれらの意識がある限り、私の音楽は止んではくれそうにありません．．．。

　更に深遠に．．．そこまで届いてしまうほどの眩さ、さんさんと降り注ぐ陽射しのような、ぬくもりという名の音楽を、私はどこまで実現できるのだろう。

　すべてを陽射しで包み込んだとき．．．そのときがもしくるのだとしたら、きっと、私は皆さんとおなじ音楽人になっているのかもしれません。

　拙文、失礼致します。

　ピアノ