Shigeru Kan-noさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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189. メンデルスゾーン版のマタイ受難曲、WDRケルン、4月7日

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189. メンデルスゾーン版のマタイ受難曲、WDRケルン、4月7日

バッハのこの名作の生はまだ一回しか行ったことがない。それもドイツではなくてスペインのムルシアの大学音楽祭に夫婦で飛行機で招待された際の無料の券だが、演奏はアマチュアでアムステルダム大学の演奏だった。それでも正式で演奏時間はたっぷり3時間超えてたが、あらかじめ知っていたし連れにも予告していたので辛さも覚悟済で何とか乗り越えることができた。

その後のドイツでは行ったことがない。誰でも学生でさえもやるし、何処でもやるので希少価値を感じない。

今回のWDRのプロダクションはメンデルスゾーンの編曲版だということで特別に行くことにした。解説は無いがTVカメラも入っているし放送局もかなり力を入れてプロダクションしている。ベーレンライターの楽譜で指揮のパークマンはここの放送合唱団の常任で、一昨年もヘンデルの「メサイヤ」でもクラリネットの入ったモーツァルト版を年末に演奏している。

コントラバスは各1ずつで、弦の大きさは1組6・4・3・2・のステレオ・オーケストラになり、2重合唱も取り入れてシュトックハウゼンの「グルッペン」の先駆的な音楽の一つになる。プロテスタント教会では受難説にはカンタータができないからこの季節は毎年何処でも受難曲だらけになる。来週の聖金曜日はギュルツニッヒの「ヨハネ受難曲」もある。第一管弦楽にはクラリネット2が入っていてバセットホルンと持ち替えている。ポシティーヴ・オルガンは中央の1つだけで通奏低音のファゴットが全くない。

曲はかなり速めに始まる。ピリオド奏法ではなくてほとんど現代奏法。まあー、ロマン派の編曲なので古楽にする意味がない。歌よりも小型オーケストラの伴奏がかなり強く響く。ソリスデン達は合唱の部分も一時歌う。やはりクラリネットが合唱のトゥッティで入って来るのはモーツァルトのメサイヤの様に奇妙だ。多くは第一オケだけの伴奏で進行する。

通奏低音はもっぱら第一オケでコンバスとチェロの重音によりガンバのようなアコードを何時も作る。この場合は指揮者が入りだけを与えて指揮しない。指揮するのが弦全体の伸ばしの和音があるときのみである。プロテスタントの教会よりも客の入りが良く神は特に信じないがバッハは絶対信じる様な聴衆で埋め尽くされている。ソリストたちはオケの中に散らばって歌い、時々合唱団員からも臨時のソリストが出てドゥラマトウロギーの役を果たす。

途中がかなり省略されて第一部56分25秒。

絶対的にオペラの演出法を強く意識した配置。第二部もカットが多い。ソプラノとチェロとヴァイオリン都のアリアはテンポとリズムが良く合わない。通奏低音のアコードも芳しくない。無理して重音ばかり弾かせているからか?指揮者がほとんど指揮しないのが原因らしい。

今回の放送合唱団の女性が男性よりも多いにもかかわらず弱い。それはソリストにも言える。この編曲版にもウェーベルンのバッハの「リチェルカーレ」のような新鮮さはモーツァルト同様に見られない。62分00秒。

07.04.2017 Freitag 19:00 Uhr
Karten bestellen
Matthäuspassion.
S. Rubens, I. Danz, J. Dürmüller, C. Immler, S. Wartig, WDR Rundfunkchor Köln, R. Blank, WDR Sinfonieorchester Köln, S. Parkman: Bach
Kölner Philharmonie

Sibylla Rubens Sopran
Ingeborg Danz Alt
Jörg Dürmüller Tenor
Christian Immler Bass (Arien)
Sebastian Wartig Bass (Christusworte)

WDR Rundfunkchor Köln
Robert Blank Einstudierung

WDR Sinfonieorchester Köln
Stefan Parkman Dirigent

Matthäuspassion

Johann Sebastian Bach
Matthäuspassion BWV 244 (1736)
Passion für Soli, zwei Chöre und Orchester. Text von Christian Friedrich Henrici-Picander

Fassung und Bearbeitung von Felix Mendelssohn Bartholdy, Leipzig 1841

Pause gegen 20:00 | Ende gegen 21:25

Das Konzert im Radio: Freitag 14.04.2017, WDR 3, 15:05 - 17:30

Website des Veranstalters:
Westdeutscher Rundfunk Köln

 作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲


日付:2017年04月09日

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