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バス、バリトンからテノールへの3段跳び

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紹介欄でも書いたように第九合唱でバスから出発して、バリトン、テノールと声域を広げたわけですが、こうしたチャレンジに興味ある方のために経験談を記してみたいと思う。
ただし、声楽家ではないのでこうした方法は邪道と評されるかもしれない。ところでこの高音域へのチャレンジは本来私の声の声質が明るく輝きがあり、テノール向きだというアドバイスがあったことにあります。とは言え、どうも高音が出せない。なんとか自分の声質を生かした良い歌を歌いたい。そのためには高音域をマスターせねばというのが動機です。

チャレンジの道のりの要点を先に以下纏めました。
(1)小学校時代はボーイソプラノで音楽の時間は新しい歌に進むとよく模範歌唱で歌わせられた少年であった。(誤解してはならないのはボーイソプラノとテノールは無関係)
(2)中学時代に変声期で大人の声に変質した時点で音域は通常になった。むしろ低い声域がきれいだと言われるようになった。(高校時代で2点変ホE♭が苦しかった)
(3)大学時代は得意のギターでフォークソングをやったが声の質はよく通り明るめだと言われた。とは言え下も柔らかくよく響くと言われた。ただし、上はEですら苦しかった。
(4)社会人で同僚と一緒に3年間第九に参加。同僚がバスなので私も付き合いでバス。   
   練習にまじめに参加し、発声も練習したおかげで2点ヘFが長く続くところもついていけるようになった。
(5)15年間仕事人間になりブランク。子供とチャゲアスを歌ったらやはり一点Gまでが限界で高い彼らの歌を完全に歌えるのは限られた曲しかなかった。
(6)韓国2年間単身赴任中に3大テノールのCDをたまたま買って毎晩アパートに戻ってはストレス対策もあり有名なアリアに挑戦。このときHigh C目指して高音域の練習を自己流で行った。
(7)帰国後直ちにコーラスクラブに入部し、第二テノール、そして数ヶ月はトップテノールへ。この時点で上は2点トGまできれいに安定して出た。多少無理すれば2点イAまで出るようになった。通勤は毎日車で1時間なので車の中で毎日その往復で発声練習。いろいろな発声に関する本を買い、ベルカント唱法なるものがあることこの頃知る。パッサージョでの切り替えの必要性も知る。
   3年間のこの練習で3点Cまで出るようになり、主要なテノールのアリアは歌えるようになった。(無理な発声で3点Eまで出るようになった)
   そこで無謀にもテノールの先生の門を叩き、指導を数回ほどお願いした。星は光りぬを歌ったが素人がここまで歌うとはと褒められた。(これで脳内革命風に言えばどっと脳内モルヒネが出て動機付けを補強?)
(8)考えるところがあり声楽の基本をやり直そうとその後1年間、某音楽学院にて毎週1回レッスンを受けた。先生にはベルカントがよく出来ていると評価されるに至る。

上記遍歴を経て、現在の自分の声質声域は次のようです。
 声域:テノール
    通常使える範囲:下1点イA(下限界は下1点へF)から3点ハまで(限界は3点変ホE♭)
 声質:当初レジェーロ、現在はリリック
大学生の頃、ギターでフォークソングをやるとき、井上陽水のようにこ高音域をきれいに出せないとレパートリーがどうしても貧弱になる(気がした)ので何とか高音域をものにしたいと思った。しかしどんなに頑張っても2点嬰へが精一杯だったことを思うと当時は現在のHigh Cまで出すなど想像すら出来ないこと。
どうして達成できたかを自分なりに振り返って見ると次のように纏められます。
(1) 練習と努力(高音伸ばす):毎日通勤車中で1−2時間大声で練習
(2) 技術(パッサージョでの切り替え/ベルカント唱法):色々文献集め、研究した
(3) 時間(根気よく時間をかけて。石の上にも3年):High Cまで5年間かかった

素質という点は自分のことなので私には分かりませんが私が本物のバスではないから、素質的にはテノールだからテノールの音域まで広げることが出来たのかもしれません。ただ著名な声楽家に確か本物のバスとして出発し、本物のバリトンからテノールまで伸ばした人を知っています。ただ闇雲に上げたり下げたりというのではなく、自分の声質を知り、それを生かせる音域を余裕をもって確保するというのがあるべき姿と今は考えています。

 テノール・カウンターテナー ピアノ 作曲家 オペラ∩声楽曲


日付:2006年09月29日

1件のコメント

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このブログ(日記)へのコメント

hiro

はじめまして!
僕は大学生の時テノールで入って
どんどん下に落ちていきました。
バスではありませんが
テノールでもありません。。。
バリトンと言っていいのかも分かりませんが
未だに中途半端です。

2006年09月29日 19時46分43秒

1件のコメント

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